世界的に人気のeスポーツ

普段からゲームを遊ぶ機会が多い人は、「eスポーツ」という言葉を耳にしたことがあるという方は多いです。
このeスポーツは主にコンピューターゲームやビデオゲームを使った対戦を競技として捉える際の名称であり、正式名称は「エレクトロニック・スポーツ(Electronic Sports)」と呼ばれています。
eスポーツが世界的に人気が高くなった背景の一つに、性別や年齢を問わずに競技に参加することができる点にあります。
一般的にリアルスポーツは体力や身体技術が求められるため、実際に体を動かして競い合うには年齢による限界がありました。
しかしeスポーツならば競技者同士がゲーム上で競い合うことになるため、性別な年齢が不利になることが殆どありません。
実際に過去に行われた大会では優勝者に女性がいるなど、ゲームの知識とスキルを持っている人であれば誰でも活躍することができるチャンスがあることがわかります。
こういった老若男女誰もが活躍することができる可能性を秘めていることも、この競技が多くの人に愛されている理由につながっています。
そして人気の理由は他にも対戦をする上でプレイする場所を問わないことも挙げられます。
リアルスポーツで特に人気の高いサッカーや野球は、専用の会場やコートに行かないと正式に競技を行うことが出来ませんでしたが、この競技ならばゲームが遊べる環境さえ整っていれば場所を問わずに対戦することが出来ます。
対戦に必要とされる物もテレビやゲーム機、コントローラーが揃っていればいいのでリアルスポーツにはない手軽さも多くの人に支持されてます。
ゲームには様々なジャンルがあり、ゲーム内容が異なればプレイ内容と勝利条件なども違いが出てきます。
実際にeスポーツではどのゲームが競技として選ばれているのか知りたいという方は少なくありません。
そこで実際に競技として採用されているゲームジャンルとして有名なのが、「FPS」です。
このFPSとは「ファーストパーソン・シューター」の略称であり、主にシューティングゲームの1種で一人称視点でゲーム中は進み、ゲーム内の空間を自由に移動することで武器や素手を用いて戦うアクションゲームです。
FPSは競技ジャンルの中で最も人気が高く、その理由としてプレイヤーによってゲーム展開が大きく異なる奥深いゲーム性に加え、ウォッチビリティやカルチャー、コミュニティーなどこの競技に必要な要素が多く詰まっていることが挙げられます。
人気の競技ジャンルは他にも「TPS」があり、これは「サードパーソン・シューティングゲーム」の略称です。
FPSと同様にシューティングゲームの1種で、ゲームにおける主人公を追う第三者視点でゲーム中の空間を自由に移動し、武器や素手を用いて戦います。
プレイ画面が一人称視点であるFPSとは異なりTPSはキャラクターの頭上後方からの見下ろし視点が基本であり、操作キャラクターの全体的動作や周辺状況を把握しやすいメリットがある反面、操作キャラクターとカメラの間にある障害物が視界を妨げる可能性があります。
他にも俯瞰視点から戦場を大局的に見据えコントロールしていくリアルタイム型のシミュレーションゲームである「RTS」や、複数のプレイヤーが2つのチームに分かれ各プレイヤーがRTSゲームの要領でキャラクターを操作し、味方と協力しながら敵チームの本拠地を破壊し勝利を目指す「MOBA」、子供から大人まで幅広くプレイできる「パズルゲーム」などのジャンルがあります。
日本ではまだまだ発展途上の競技ですが、世界では既に競技人口と人気は年々高まっており、大会規模や大会優勝者に与えられる賞金額も高くなっておりプロゲーマーを目指す人も増えています。